ウェグナーデザインの肘掛け椅子

木工マイスターの資格を17歳という若さで取得し、その後、数々の名作と言われる家具を生み出したデザイナー、ハンス・J・ウェグナー。その彼の代表作と名高い「Yチェア」をはじめとする作品の数々からは、伝統的なクラフトマンシップが感じられます。そのウェグナーの作品の中から上質なソファとも呼べそうな「オックスチェア」と「ベアチェア」を紹介します。共に動物の名前を冠しているこれらの肘掛け椅子は、デザインの高さと機能性の両立を実現しています。ソファの選び方のポイントとして押さえておきたいですね。

オックスチェア

ウェグナーの作る大きな肘掛け椅子は、まるで生きているような独特のフォルムを持っています。中でも1960年にデザインされた「オックスチェア」は、両脇に突き出た角のようなヘッドレストが目を引く力強い一脚です。この作品はその名のとおり、オックス(雄牛)を連想させることから名づけられています。当時の関係者達は、雄牛のほかにも「ハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ)のようだ」と評して、その迫力のあるフォルムを称えたといいます。

ベアチェア

この「ベアチェア」は、ウェグナーの椅子の中でも1、2を争う座り心地と評される実用性のある一脚です。ベアチェアという名前は「熊に抱かれているような座り心地」という特徴からつけられているそうです。ゆったりとしていて愛嬌のあるベアチェアはソファの種類や素材も豊富で、現在でもウェグナーの代表作の1つとして愛され続けています。

この作品もオックスチェアと同じように、体をリラックスさせて気持ちよく座ることができるのが魅力です。突き出た肘掛けに足をかけられる構造になっているので、楽な姿勢のまま座り続けることができます。

普通のな椅子では、上半身を支える以上の体重を肘掛けにかけたり、体重を支える2本の後ろ足に全体重をかけたりすると、椅子が耐えきれず破損してしまうことがあるためこのような行為は厳禁ですが、ベアチェアはこうしたラフな使い方をすることを前提に設計されていますので、ある程度乱暴に扱っても、破損の心配はほとんどありません。そのため、心置きなく姿勢を崩してすわることができるため、ベアチェアは、究極のリラックスチェアとして現在も人気なのです。

ウェグナーが椅子を作る時、常に頭に置いていたポリシーが、「座りやすさ」、「クラフトマンシップ」、「デザインの美しさ」の3点でした。そのウェグナーのポリシーを形にしたような椅子がこの2脚といえるでしょう。足を肘掛けに乗せてリラックスすること考え抜かれているこの椅子には、リラックスして椅子に座ってほしいというウェグナーの願いが込められているような気がします。

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2015/2/9 更新


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